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ドラゴンクエスト4 感想

ドラゴンクエスト4を約30年振りにプレイしたので、感想を書いて行こうと思います。
プレイしたのは、スマホ版で、過去にプレイしたのはFC版なので、色々と変更点はあると思いますが、
今回はスマホ版をプレイした感想を素直に書いて行きたいと思います。

ただ、プレイして感じたことは、当時のプレイして感じた事と、今回プレイして感じた事は、
大きく異なっていました。
当時の自分が感じた事を踏まえながら、今回のプレイの事を書いていこうと思います。

FC版をプレイした時に感じた事

約30年前にプレイした時に感じた内容はあまり肯定的な感じではなく、期待していた物と異なっていたイメージの方が強く、子供心にがっかりしたイメージの方が強かったです。
具体的には、以下の内容でがっかりしていました。

・転職システムが無くなっていた
・仲間に名前をつけることが出来なくなっていた
・裏の世界が存在しなかった
・ラスボスの音楽が格好良くなかった
・一本道のストーリーだった

このがっかりした内容についてなのですが、すぐにわかると思いますが、
ドラクエ3と完全に比較している内容になります。
当時、ドラクエ3に圧倒的な感動をもらって、その期待値を持ってドラクエ4をプレイしていました。
そして、ドラクエ3でも特に好きだった部分、転職や仲間を自由に選べる事、どんでん返しのストーリーや、裏の世界の存在等、全てがドラクエ4に無かったんですね。

当然、ドラクエ4に素晴らしい部分が沢山ありますが、期待してる物が無かった時のがっかり感と、
逆に期待値が上がりすぎていた事もあり、当時の自分はあまり良い思い出がありませんでした。

約30年振りにドラクエ4をプレイしてみる

あまり良い思い出が無かったドラクエ4ですが、今回は特に期待値を持つわけではなく、
フラットな気持ちでプレイするようにしました。

今も長く続いているドラゴンクエストシリーズですが、今となってみれば、ドラクエ4を好きなプレイヤーが多く、各キャラクターについても、とても人気があるキャラクターが多く存在しています。

改めてプレイして、今もなお愛されているドラクエ4の魅力を探って行きたいと思います。

綿密に練られたシナリオ

改めてプレイして感じたのは、とても綿密に練られたシナリオでした。
ドラクエ4の特徴としては、5章に分かれたストーリーだと思います。
それぞれの章に分かれて、主役の異なるストーリーが展開されて行きます。
1章は王宮の兵士ライアンが行方不明の子供を探します。
2章では王女のアリーナ、側近のクリフトとブライとの3人パーティで冒険を進めます。
3章では商人のトルネコが冒険と合わせて、お金を稼ぎます。
4章はミネアとマーニャの姉妹が親の仇を探す旅に出ていきます。
5章でついに、勇者の登場となり、魔王を倒す旅に出ます。

ここで私が特に凄いと感じたのは5章の勇者から仲間が増えていく順番です。
順番としては、1~5章の逆を行く形で、4章のミネアとマーニャから仲間になっていき、
3章のトルネコ、2章のアリーナ、クリフト、ブライ、そして最後に1章のライアンが仲間になります。

この流れで特に面白いと感じたのは、ミネア、マーニャが仲間になるタイミングと、ライアンが仲間になるタイミングです。

ミネア、マーニャは4章の終了の流れから、5章開始ですぐに仲間になるので、
ミネア、マーニャの物語は4章で終わりではなく、5章の前半も続いているように感じる事が出来ます。
よって、5章としての物語は続くのですが、4章の続きとしても捉える事が出来ます。
ミネア、マーニャの物語は4章を前半部分、5章の勇者が仲間になり、バルザックを倒すまでを後半部分として捉えることで、より長く深い話としても捉える事が出来ます。

4章の最後は、彼女達の力不足で、絶望の中、終了することになりますが、
5章で勇者が仲間になる事で、彼女達の運命が動き出し、バルザックを倒すことが出来ました。
ミネア、マーニャ視点で5章前半をプレイすると、より深い彼女達の物語を感じるようになります。
本当によく練られたシナリオだと思います。

また、ライアンは1章の終わりから勇者を探す旅に出て、5章の中盤になってやっと仲間になります。
この間、ライアンはずっと勇者を探す旅に出ていた事になります。
ライアンが勇者に出会うのが一番遠い位置(1章の最後から5章の中盤)となる事で、
ライアンの旅がとての長い物だったとより際立つように演出されています。

このように、各章の構成と仲間になる順番は綿密に練られたシナリオだったと思うと、
とても関心させられます。

エンディングについて(ネタバレ有り)

エンディングについても、とても感動させられました。もしかしたら、ドラクエシリーズの中で一番好きかもしれないです。

デスピサロを倒した後に、それぞれの仲間達の思い出の場所に訪問して行きます。

そして、最後に勇者の故郷に訪れるのですが、既に魔物達に襲われているので、
故郷はボロボロになっており、誰も居ない状態になっています。

その中で、村の中心で勇者は一人佇むのですが、周りに花が咲き、シンシアが蘇ります。
そして、シンシアと抱き合い、仲間達がそこに現れるて、物語は終了します。

果たして、シンシアは本当に蘇ったのでしょうか。主人公は幻を見ているのでしょうか。

ここで、本当によく出来ていると感じたのは、どう受け取ってもプレーヤーの自由だという事です。
本当にシンシアが蘇って、勇者と幸せに暮らしたという終わり方でも良いし、
シンシアが幻でも仲間達が勇者には居るという事で、その後、シンシアとの思いに決着をつけて、
新しい旅に仲間達と出かけたという終わり方でも良いと思います。

丁度いい、想像の余地を残す終わり方が本当に秀逸だと感じる事が出来ました。

個人的には、シンシアは幻で、仲間達と新しい冒険に出かけるという終わり方の方が好きです。
そして、今までの冒険はあくまでスタートに過ぎず、10章ぐらいまで続く物語を
仲間達と共に行くような想像をしています。

当時プレイしたときは、あっさりエンディングを迎えてしまった事と、はっきりしないラストだったので、あまり好きでは無かったんだと思います。あまり覚えていませんが。

今プレイしてみると、本当に想像が広がる素敵な終わり方だと思います。
ドラクエ11のように綺麗な映像だと、逆に表現するのが難しい描き方ですね。
プレイヤーの想像力を掻き立てる表現は、2Dゲームの方が向いているし、堀井雄二さんはそれを最大限に利用したのだと思います。

堀井雄二さんは挑戦者

冒頭に書きましたが、当時の自分はドラクエ4はあまり好きではありませんでした。
しかし、改めてプレイして感じた事や、今もなおドラゴンクエストというシリーズが愛されている事を考えると、ドラクエ4という作品はシリーズの中でもターニングポイントになった作品だと感じました。

正直、大ヒットしたドラクエ3の発展した内容で作ることが出来たと思います。
そして、大ヒットは約束されていたと思います。

でも、堀井雄二さんはドラゴンクエストというコンテンツはそのままに、新しい挑戦をふんだんに取り入れました。
章ごとに物語を作った事や、AIを使った戦い方等、色々と挑戦はありますが、私としてはキャラクターを全面に押し出した事が今後のドラゴンクエストとしての指針を決めたと思います。

ドラクエ3は仲間も含め、あまりキャラクターは全面に出てこないですが、ドラクエ4は章ごとに分けるぐらいにキャラクターが全面に出てきます。
現在、出ているドラゴンクエストシリーズでも、愛されるキャラクター達がいるのは、ドラクエ4でキャラクターを全面に出す方向にしたことで生まれたのだと思います。

堀井雄二さんは、ドラゴンクエストというコンテンツは利用するけど、前作と同じことは絶対にやりません。成功しようが、失敗しようが、ドラゴンクエストという中で新しい挑戦をし、新たな感動を与え続けてくれています。

ドラクエ3で得た感動と同じものは得られませんが、また違う感動を堀井雄二さんは与えてくれていました。
そして、ドラクエ5では更に違う感動を与えてくれています。

堀井雄二さんがドラクエ4を仮に、ドラクエ3のアップグレード版のように作っていれば、
もしかしたら、モンスタハンターのような進化になっていたのかもしれませんね。
それはそれでプレイしてみたかったと思いますが、それは堀井雄二さんじゃなくて、他の方が作る作品なんでしょうね。

まとめ

改めてプレイしてみて、やっぱりドラゴンクエストは面白いうことです。
当時の自分はドラクエ3の感動が忘れられず、その感動を求めてやっていたので、満たされないままクリアしましたが、フラットな気持ちでやってみると、よく練られたシナリオ、愛すべきキャラクター達、想像すればするほど楽しいイベントやエンディング、どれも一級品の作品だと思います。

そして、ドラクエ4があるからこそ、更に進化したドラクエ5や最新作のドラクエ11が生まれたのだと再認識させてくれました。

個人的には、当時あまり評判が良く無かったAIについては好きでした。ザラキがネタになっていますが、最終的には学習するので、とてもよく出来ていると感じていました。
スマホ版のドラクエでは既に賢いAIが戦闘してくれるので、そこはちょっと寂しかったです。

まだまだ書き足りない事もありますが、また別の機会にドラクエ5の感想も書こうと思います。

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