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クロノ・トリガー 感想 多くのプレイヤーの記憶に残る作品

クロノ・トリガーをプレイしたので、感想を書きたいと思います。

クロノ・トリガー自体は超有名作品なので、もちろん知ってはいたのですが、何故かプレイする機会が無いまま今に至っておりました。
ただ、この作品に関しては、他の作品と違って、プレイされた方々の思い出に深く刻まれているような印象を受けていました。

そして、今回プレイしてみて感じた事は、深く思い出に刻まれるには理由があると感じました。
もちろん、名作と一言で片付ければ良い事なのですが、この作品の持つ魅力で特に強く感じた事を書いていきたいとお思います。

多少ネタバレを含みますので、ご注意頂ければと思います。

2Dだからこそ、物語に入り込みやすい

この作品のスケールは非常に大きいと思います。
紀元前から未来を舞台にしている事、そして星全体を舞台にしている事です。

多くの作品では星全体を舞台にする事はありますが、更に時間が加えられています。
作品のスケールとしては、最大級のスケールに近いのではないかと思います。
この場合、仮にリアルな3D作品だと、細部まで表現しなければいけない制約があり、
予算や時間の関係上、逆に特定のエリアのみの表現となり、狭くなる可能性があります。

2Dの場合は世界の広さの表現に関しては、プレイヤーの想像で補う部分も多い事で、
どれだけ規模が大きい作品でも違和感なく溶け込める事が出来ます。

また、リアルな作品になればなるほど、ストーリーやキャラクターにもリアリティが求められますが、2Dの場合はある程度の曖昧さがあっても、プレイヤーの想像力で補える部分があるため、スムーズに物語が受け入れられると思います。

ただし、何でもかんでもプレイヤーの想像力で補えるわけでは無く、ストーリーの根幹がしっかりしている事、キャラクターがしっかり作り込まれている事が前提となります。
クロノ・トリガーについては、ゲームとしての根本的な部分とプレイヤーの想像力で補う部分のバランスが非常に良く出来ているのだと思います。

プレイヤーの頭の中のイメージではプレイヤーは魅力的に動き、そして時をかけた壮大な冒険のイメージが出来上がるような、2Dゲームだからこその良さがとても良く出ていたと思います。

個人を救う話から、好奇心に魅せられた話、そして世界を救う話へ

ストーリーの冒頭から主人公は知り合った女の子がとある理由で、タイムトラベルに巻き込まれ、存在自体が危機にさらされます。
ストーリーの序盤はその女の子を救うための話となり、個人を救う話がメインとなります。

そこから、時をかけた旅の話になります。時間を跨いだ旅をが可能というのは、誰しもが夢を見る事になると思いますし、最高に好奇心を刺激させる出来事だと思います。
一緒に旅をする事になるキャラクターも好奇心に魅せられたキャラクターになっており、主人公を自然に導いてくれます。

そして、中盤から終盤にかけては、個人の話から好奇心の話、そして世界を救う話になります。それも一部の国や時代では無く、星の未来をかけた壮大な話に繋がります。

このストーリーの流れがとても素晴らしく、いきなり「世界を救ってくれ」という話では無く、主人公もスタート地点では大きな運命を背負っているわけでは無く、ごく自然に壮大な話につながっています。
この流れが主人公や物語にプレイヤーの感情が入り込みやすく、本当にプレイヤーが世界を救う旅に参加しているような気持ちになるのだと思います。

カエルのお話

恐らくプレイされた皆さんも同じだと思いますが、仲間になるカエルのキャラクターのお話は物凄く胸に突き刺さったと思います。

カエルに姿を変えられた戦士が、自分では力不足と感じながらも主人公たちと出会うことによって、最初は後ろを向いていた気持ちが未来に向かって歩き初めます。

このカエルのエピソードに関しては、この作品の監修をしている堀井雄二さんや坂口博信さんのメッセージのように感じました。

プレイヤー達の多くは普段の生活の中で、大きなプレッシャーを感じながら、自分が力不足だと感じる部分も多いと思います。自分も含めてそう感じる事は多々あります。

そんな中でこのカエルのエピソードは力不足でも自分の才能や周りの人の希望になっている事を伝えてくれているような気がしました。

堀井雄二さんや坂口博信さんはプレイヤーだけでは無く、この作品を作った若きクリエイター達にも同様のメッセージを伝えてるのではと、想像を膨らませながら、このエピソードを楽しませてもらました。

このようにキャラクターを通じて、様々なメッセージが含まれているのもこの作品が長く愛されている一つなのでは無いでしょうか。

1000年先の未来を救う為の戦い

この作品が他の作品と大きく異る点はこの部分が自分は大きいと感じました。
多くの作品では大きな災いを打ち倒す為に、プレイヤーは様々な冒険をしますが、その多くは目の前に見えている災いだと思います。
大魔王であったり、敵の国、ライバル等々の直面している相手に打ち勝つ事で平和が訪れるのがほとんどだと思います。

クロノ・トリガーは主人公基準で考えると、直面している災いでは無く、1000年先の未来に向けての戦いをする事になります。
主人公の生きている時代はとても平和で、おそらく主人公が寿命を迎えるまでは大きな災いは無く過ごせると思われます。さらに子供、孫、末代までの恐らく問題は無いと思います。

ただ、この作品は1000年先の遠い未来に向けての戦いをする事になります。
まだ見ぬ遠い先の未来に向けて、命がけの戦いをする事など、恐らく他の作品にも無いと思いますし、自分の人生においても存在しないと思います。
この作品はこの「1000年先の未来の戦い」に対して、様々な場所や時間を超えて集結した仲間達と繰り広げる事になります。
とても壮大な話で、そしてとても誇らしい戦いを繰り広げる事になります。
恐らくこの未来への戦いが特にこの作品を印象づけており、皆さんの心に深く刻まれているのだと思います。
まだ見ぬ未来に向けて自分が尽力する事は、とても誇らしい事であり、そして困難な事だけど、ゲームを通じて体感、実現出来る素晴らしい作品だと思いました。

まとめ

クロノ・トリガーに関しては、プレイしててとてもシンプルなのに、心に深く刻まれる理由はなんだろうと考えながらプレイしていました。

2DRPGとしての完成度が高い事はもちろん、プレイヤーが夢見た冒険の一つの答えがそこにあったような気がします。ストーリーもロマンから始まりロマンで終わりを告げます。
まさに時をかけた大冒険がこの作品のなかで、完璧に描かれていたから、今も色褪せずにプレイできるのだと感じました。

もし、タイムトラベルが可能であれば、若かりし頃の自分にクロノ・トリガーを渡して、プレイさせてみたいと思いました。もし、あの時にクロノ・トリガーをプレイしていたらまた違った人生を送っていたのかもしれないと、ワクワクするような想像をしてました。

実はまだまだ書き足りない事も沢山あります。
・音楽の素晴らしさ
・戦闘システムの完成度
・タイムトラベルを活用した様々なやりこみ要素
・魅力的なキャラクター達
・細部まで作り込まれたドット絵

ただ、もっと記載するにはやりこみ度がまだまだ足りないと思いますので、また別の機会で書きたいと思います。

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