ファミ通.COMより引用

ゲーム

「レッド・デッド・リデンプション2」評価 レビュー 全ての要素が没入感を増幅させる

グランド・セフト・オートシリーズで有名なロックスターゲームスが送る超大作、
レッド・デッド・リデンプション2(以下RDR2)のレビューをします。

このゲームは「圧倒的な没入感と、緩急をつけた素晴らしいストーリー」がゲームの壁を超えた感動を与えてくれました。
なぜ、その感動を与えてくれたのたの、このゲームの特徴と合わせて書いて行きます。

圧倒的に美しいグラフィック

恐らく今出ているゲームの中で最も美しいグラフィックと言っては良いのでは無いでしょうか。
まず、見た目の美しさから本当に凄いです。一つ一つのオブジェクトが綺麗に描かれていて、
草、木、建物、空、湖、雪、自然のあらゆる物が本当に綺麗に描かれていています。

特に印象的なのが、空気感みたいな物がとても自然に表現されています。
霧がかった朝や、夕方、風の吹いているような演出等。

オブジェクトの美しさだけでは無く、空気感までの徹底的にこだわり抜いたのはこの作品だけだと思います。
他にもグラフィックの美しいゲームは沢山ありますが、自然の風景の美しさや空気感も含めたグラフィック表現はこのRDR2が群を抜いていると思います。

なので、このゲームの世界を馬で自由に走っているだけで、とても楽しく、心が癒やされる時間を過ごすことが出来ます(指名手配されていなけば)。

ファミ通.COMより引用

ファミ通.COMより引用

個性的なキャラクター達

物語を彩る個性的なキャラクター達も見逃せません。
主人公達はギャング一味で、時代の流れに押されて、どんどん行き場をなくしていきます。
そんな中、仲間の為に正義と悪の間で葛藤しながら奔走する主人公のアーサーを初め、
盗賊団リーダーのダッチ、殺し屋のマイカ、夫の復讐を誓うセイディ、前作の主人公のジョン、
どのキャラクターも個性的で、物語を盛り上げてくれます。

ゲーム開始時には誰が誰で、なかなか覚えられなかったのですが、長い物語を進める中で、
どのキャラクターにも愛着が湧いていき、一人一人がどのような結末を迎えるのか、
非常に気になりならがら話を進めて行きました。

ファミ通.COMより引用

ファミ通.COMより引用

緩急をつけた素晴らしいストーリー

ストーリーに関しては、内容は勿論素晴らしいのですが、特に緩急の付け方が素晴らしいと思いました。
物語の始まりは雪山からの逃亡劇から始まります。開始間もなく列車強盗を行うという、
刺激的なスタートをする事になります。
ただし、この後しばらくは、新しいアジトを構えてのんびりとした雰囲気が流れます。
そして、話を進めて行くことで、刺激的な展開、のんびりとした展開が続いていきます。

この、緩急の付け方が非常に素晴らしく、刺激的な展開ものんびりとした展開も、
どちらもとても際立って見えます。
物語自体がとても長い物語なので、途中でダレたり、飽きてしまったりしがちなのですが、
この緩急が良く出来ているため、飽きる事無く続けられました。

また、後半に近づくにつれて、緩急の波も短くなり、だんだんとのんびり出来る時間が
少なくなってきます。そして、それに合わせてキャラクター達も余裕が無くなり、
焦りが見える展開に変わってきます。

そういった、緩急の付け方がとても上手く、更に物語を盛り上げてくれます。
前作のラストの流れも(ボスを倒す、家族とのんびり、怒涛のラストスパート)とても素晴らしかったのですが、今回も本当に素晴らしい流れでした。

やっぱりここまで長い物語と、緩急の付け方は、映画やドラマでは難しく、
ゲームならではの体験だと思います。

ファミ通.COMより引用

ファミ通.COMより引用

行動の一つ一つが世界に没頭させる

グラフィック、キャラクター、ストーリーだけでもこの世界に没頭させてくれるのですが、
行動の一つ一つにもその要素を散りばめています。

まず、リアリティを追求した世界観の為、主人公達の動き(操作感)にもリアリティを持たせています。
よって、人間離れした動きをする事は無く、普通の人間と同じスピードで、人体の動きに違和感が無いように動きます。時には操作としてモッサリとした動きに見えるかもしれませんが、時間をかけてゲームの世界を過ごしていると自然としっくりきます。

また、アイテムを取る動作や、ドアを開ける動作、馬に乗る動作にもしっかりと操作を「間」を持たせています。この「間」が入る事でより現実に近い動作になり、没入感が増して行きます。

また、馬に餌を与えたり、毛並み研いだり、触ったりすることや、銃の手入れをしたりする事で、
より、このゲームの世界に愛着が出てきます。

このような行動一つ一つがこの世界に没頭させていき、ストーリーに大きな感動を与えてるのだと思います。

ファミ通.COMより引用

ファミ通.COMより引用

最後に

ゲーム発売当初は操作感が悪い等の評価が出て、一昔前のゲームのような印象を持つ人もいたと思いますが、私は一昔前というよりは、逆に新しい事に挑戦して、新しいスタイルを確立したゲームだと思います。
色々な要素が没入感を高め、この時代に西部の世界観を作り上げてくれた事に感謝すら覚えます。
もし、このゲームを気になってやってみる事がありましたら、徹底的に世界に入り込む気持ちでプレイしていただけると嬉しいです。

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